タミフルの闇とは

インフルエンザにかかった。
初めてでは無いし、可能性は考えていたので、最小限の飲み物や備蓄もあった。

一人暮らしなので、自力で全てをこなさなければならないのは辛いが、ある程度動けるレベルだったのが幸いである。

インフルエンザの特効薬と言えばタミフルだろう。恐らく、それ以外の名前を挙げられるのは医療関係者位と思われる。

今回もてっきりタミフルが処方されるのかと思いきや、吸引式の別の薬が処方された。しかも、その場で薬剤師が付きっきりで吸引のサポートをしてくれた。
(容器の特性上、初見殺し感はあった)

現場としては、付きっきりで吸引させるより、薬渡しておしまいの方が楽だろう。ただ、この吸引式の薬、本当に良く効いた。もし、現場が手間よりもこの回復力を優先したのなら、大したサービス精神である。

ただ、タミフルを処方されたときの、異常行動リスクだとすれば、それは悲しい事である。

確かに、タミフル飲まなくても回復するかもしれない。でも、忘れないで欲しい。インフルエンザは毎年流行して、毎年数万人単位で人の命を奪う驚異の病である。毎年流行してるし、亡くなる人は高齢者が多いから実感が無いかも知れない。特効薬として名前が広まると言うことは、それだけ効果があり、それに救われた人がいるということ。

タミフルが世に出回った事に感謝こそすれ、糾弾するのは違うだろう。もちろん、異常行動リスクは改善点とし注意しなければならないが、先ずは多くの人を救っていることをちゃんとリスペクトするべきである。

学歴コンプレックスとは

これまで学歴コンプレックスとは、
『“学歴が無い人の”学歴に対するコンプレックス』
だと思っていたが、最近、違うのでは無いかと思っている。

恐らく、今は
『“高学歴の人の”現状と理想とのギャップに対するコンプレックス』
なのではないかと思う。

所謂、
こんなハズではなかった。
こんな学歴の人達と同じではない。
自分はもっと出来るのにチャンスを貰えない。
上司に評価して貰えない。
もっと優雅で裕福な暮らしをしているハズなのに。

と、いうやつである。
輝かしい自分を思い出す、一種の懐古厨とも言える。

往々にして、それは当人の詰めの甘さ、子供っぽさである。

学歴とは、日本において、有限範囲における一問一答の精度ランキングと言えると思う。そして、範囲が無限となり、正解、下手したら問題すら存在しない、就職活動や仕事において、成果を出せないが学歴は高い人が発生する。

その情況を理解したり、予測して真摯に対応してきた人は学歴コンプレックスなく、適応できているのだろう。
それが出来なかった人は、成果が出ない、成果が出せていない事が認められず、環境要因にしたり、相手に自分の有利な所(つまり学歴)でマウンティングしようとするのだろう。

社会における、弱い犬ほどよく吠えると言うヤツだ。かくいう私も多少の学歴コンプレックスを拗らせている。ただ、私は当時の自分は頑張った。ペーパーなら戦える。いつでも勉強し直して他の事が出来る成果と割りきれているので、多少の拗らせで済んでいる。醜い子供様な大人にならないために気を付けようと思う。

味覚とは

私の研究室の先輩は味覚センサーの研究をしていた。
糖度とかを測るアレだ。

何の因果か、私は今、飲食に携わっている。

普段から使っているチェーン喫茶店のメープルシロップが、今朝は普段より甘く感じた。
変えたのかとも思ったが、普通に考えて、チェーンで品が変わる事は少ない。
欠品して違うのを買ってきている事はあり得るが…

では何故なのか?
人は水分が不足していると?
栄養が不足していると?
口径補給水を甘く感じるという噂を聞いた事がある。

変わったのは私の方では無かろうか?

仮にメープルシロップは味覚センサーで品質一定に生産されていとして、受けとる我々の体調1つで受け取り方が変わるとしたら、品質一定の意味はあるのだろうか?

絶対味覚と主観味覚の妙である。
奥深さと同時に飲食を生業とするものとして、これ程困ることはない。

マクドナルドの価値とは

言わずと知れた大企業マクドナルド。

地方問わずあり、飲食店としては間違いなく最多店舗数の企業のひとつ。

客数やら、原価から、単価やら、色々取り組んでいるが、利用者目線として、マクドナルドのメリットは何だろうか?

騒ぐ子供が居ようが、飲み物だけで粘ろうが、寝ていようが、全てを許されてしまうような店の雰囲気だろうか?

ファーストフードのポテト論争にあるような商品力、何処でも安定したチェーン性だろうか?

ファーストフードの代表格とも言える速さと単価だろうか?

恐らく、全てなのだろうが、ポイントは年代別に全ての年代の1つのニーズを押さえている事なのだろう。

10歳未満へはキッズスペースやセットのオモチャの魅力を。
10代には安くボリュームとダベる場所を。
20代には困った時に使える利便性を。
30代40代には子育ての場と、安さ速さの仕事のお供。
50代以降は量も時間も甘いも辛いも何でも調整できて、面倒にならない柔軟性を。
それぞれ提供しているから、文字通り老若男女全てをターゲットにできる。
そりゃ店舗数も最多になるわ。だって全人口が客層なんだもの。

サービスマンの心境とは

仕事柄、外食比率が非常に高いのだが、サービスについて考える事が多々ある。

今日はフードコートのお好み焼き屋を利用したが『今から焼きますのでお時間掛かりますが良いですか?』と聞かれた。
笑顔、接客は悪くない。なのにワザワザ客を追い返す為とも取られかねない事を言うのか。恐らく、料理が遅いとクレームが付く事が多いのだろう。

トッピングではなく、中の具を変更する以上、ある程度の調理時間はかかる。
レンチンで出すなら別だが。
それは、ちょっと相手の事を考えれば解る事。

でも、そんな事を考えない客がいるということ。営業側はさぞ辛いだろう。お客様には文句言われても言い返せないからだ。
本来、営業とは簡易契約なので、意にそぐわないものは双方から断れるのが正しいのだが、そんな事は誰も考えない。それは健全では無いが、今の社会では直ぐには変わらない。客の理解の無さが本質でも案内を怠ったと言われるのが今の社会だ。

ちなみにオープンキッチンだったし、15分程度で出てきた。
なぜそんな残念な客がいるのかは、別の話として、一部の客に負けず頑張って欲しい。

仕事の為の休憩とは

人には休息が必用である。

私もブラックと呼ばれる様な働き方をしている。
ただ、私は店長なのでシフトや採用等の裁量がある。
だから、どういう働き方をするのかは、私の心持ち一つと言える。

正直、休みたくとも休めない。
何かを変える為には、行動なり何なり、変えないと行けない。
だが、私は日々の営業を全力で駆け抜けながら、ルートを変えられる程、器用ではない。

もちろん、それを出来る人もいる。
ただ、全力で駆け抜けながら、変革出来る人は、高速道路のジャンクションをドリフトで滑り込む人だ。万人が出来る事じゃない。

食事時間を長く取るとか、長めの休憩を取るとか、仕事から外れてルートを精査することで間違わないで進む事が出来る。新しいルートに入れる。仕事の為の休憩は仕事に必用だ。

三日坊主とは

試してはみたが、やはり三日坊主…継続する事の難しさよ。

形から入るタイプなので、逆に言えば形が無ければ継続出来ない。何とも格好悪い事か。

継続するための工夫が必用
仕事が激務なので、簡単では無いが何かを変えないと何も変わらない。少しでも何かしていこう。

とりあえず、ポイントは
・物理的、操作的、敷居を下げる
・精神的な敷居を下げる

その為に
・格好つけないで等身大に
・内容は統一せず、カテゴリーで整頓
・アプリなどを使って勝手を良くする

かな。
継続していこう。