マクドナルドは単価向上できるのか?

マクドナルドのカッツーに引き続き、マクドナルドネタ。

単価の高い商品として、グランシリーズの投入。
これは考察しがいのあるところでは無かろうか?

売り上げ=客層×客単価

つまり、グランは客単価向上施策と考えるのが普通である。マクドナルドは客単価を上げて、売り上げが欲しいと仰る。

では、次にグランは客単価向上に寄与し得るのか?ということである。
客単価向上の寄与の仕方にはいくつかあるが…

1、売り上げ構成に対し、クォーターパウンダー系よりも構成比が上がる。人気。
2、メニューの平均価格が上がる事で、価格の高いグラン以外の高いイメージ払拭→構成比が上がる。普段ダブルチーズ→ビックマックなど。真ん中の法則。

いずれもあり得るが、1の方は純粋にグランファン狙い。ラケルパンを彷彿とさせる柔らかバンズ、肉の厚さの食べ応えとジューシー感(パティ1.7倍なら、量で言えばダブルチーズやビックマック
生タマネギやトマトによるフレッシュ野菜感。『構成で言えば』面白い。

2の方は例えば…二人で食事をするとする。懐が寂しいから、相手にマクドナルドを提案、相手了承。相手がグランのセット頼む。普段ならバーガー単品程度で良いのだが、相手に合わせて高めセット頼む…とか。グループの食事において、空気感を大切にするのは日本人特有かも知れないが、確かにある。

2は意図的に狙うならビックデータで統計的に算出するしかない。マクドナルドならやってそうだが。1はもう一歩考察できる。

そして、次は客数について考察する。