タミフルの闇とは

インフルエンザにかかった。
初めてでは無いし、可能性は考えていたので、最小限の飲み物や備蓄もあった。

一人暮らしなので、自力で全てをこなさなければならないのは辛いが、ある程度動けるレベルだったのが幸いである。

インフルエンザの特効薬と言えばタミフルだろう。恐らく、それ以外の名前を挙げられるのは医療関係者位と思われる。

今回もてっきりタミフルが処方されるのかと思いきや、吸引式の別の薬が処方された。しかも、その場で薬剤師が付きっきりで吸引のサポートをしてくれた。
(容器の特性上、初見殺し感はあった)

現場としては、付きっきりで吸引させるより、薬渡しておしまいの方が楽だろう。ただ、この吸引式の薬、本当に良く効いた。もし、現場が手間よりもこの回復力を優先したのなら、大したサービス精神である。

ただ、タミフルを処方されたときの、異常行動リスクだとすれば、それは悲しい事である。

確かに、タミフル飲まなくても回復するかもしれない。でも、忘れないで欲しい。インフルエンザは毎年流行して、毎年数万人単位で人の命を奪う驚異の病である。毎年流行してるし、亡くなる人は高齢者が多いから実感が無いかも知れない。特効薬として名前が広まると言うことは、それだけ効果があり、それに救われた人がいるということ。

タミフルが世に出回った事に感謝こそすれ、糾弾するのは違うだろう。もちろん、異常行動リスクは改善点とし注意しなければならないが、先ずは多くの人を救っていることをちゃんとリスペクトするべきである。