環境を保存すると言うこと

動植物も昭和らしい雰囲気なども、世界遺産も、保護、保存すると言うことは素晴らしいとは思う。

しかし、その反面、本当に良いのか?
と言う気持ちも拭いきれない。

環境も雰囲気、文化も刻々と変化するものである。例えば昔のレシピで作った料理は必ずしも美味しくは無い。
昔の技術で作る家はコストが高くメリットもデメリットも大きい。

町並みや雰囲気は、今はノスタルジーを感じる人がいるから、観光として成り立つが100年後は無理だろう。
すると、維持するコストもかかるし、そこに生活する人が人柱のようになってしまう。

時代の変化と共に場所やコスト、技術継承等のリスクが上がるのである。しかし、温故知新と言う言葉がある通り、保存されたものから学ぶ事も多い。歴史なのである。何でもかんでも保存するだけでなく、持続性を如何に担保するかも考える時期が来ているのではないか