加計学園問題と政治とは

ずいぶんと長い事揉めている加計学園問題。

個人的には、払い下げ金額が安かろうが、用途が学校で公的なもの、かつ開校する意味があるなら別に良いんじゃ無いか?とも思う。勿論、それによって私腹を肥やしたりするのは問題だし、口利きがあって不当に優遇されたなら倫理的に問題だろう。

私が言いたいのは、そういった問題を追及するのが国会の仕事なのか?と言うこと。今回の問題だけの話ではない。

中学生の社会科でも習うが、国会の仕事とは何か。通常国会の主の目的は国家予算審議。臨時国会の仕事はその他の決議の為。国会の役割は三権分立における立法。それに伴い条約の制定、最高裁の長官など。

あまりに政治家のゴシップに時間を割きすぎじゃないか?審議拒否とかいうボイコットは公共交通機関でも(営業上は)しないのに、堂々と公人と言われる政治家がして良いのか?

確かに政治は現状、政党制によって左右されるので、敵の数を削るゴシップ、ネガティブキャンペーンは有効だろう。
ただ、気付いて欲しい。本来の仕事に時間を割かない仕事はありなのか?それをみんな望んで、その人に投票したのか?
その人の政治手腕を信じたのか?

結局、ワイドショーみたいなゴシップ国会が有効なのは、政治に興味の無い民衆、我々の問題なのである。

あえて言おう。
そんなゴシップ国会に時間を割く位なら、加計学園問題なんてどうでも良いじゃないか。首相は他のゴシップ議員に比べたら、十分に政治手腕を発揮している。審議が必要な事は無限にある。ゴシップで首相を崩さず、政治家としての姿勢や議論で崩しにいって欲しいものだ。政治家なんだからさ。